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Clean Plusファクトリー登場|Clean閉鎖後の動向とVSとの徹底比較!

Clean Plusファクトリー登場|Clean閉鎖後の動向とVSとの徹底比較!

Clean Plusファクトリーについて語ろう

今年7月、業界を大きく揺るがせるニュースがありました。それは、レプリカ時計業界で圧倒的な人気と信頼を誇っていた Cleanファクトリー が当局の摘発を受け、工場が封鎖されたというものです。この出来事以降、Cleanは一切出荷を行っておらず、市場ではClean製品の入手が極めて困難な状況となりました。

Cleanはもともと 受注生産方式 を採用しており、基本的に市場に在庫が出回ることはありません。にもかかわらず、「在庫がある」「Cleanの残りを持っている」などと謳う販売者が急増し、偽Clean製品が大量に出回る事態になりました。さらに、Cleanファクトリーの元従業員を名乗り、「Cleanの技術と仕入れルートを引き継いだ」と主張する業者も登場しています。

その代表的な存在が以下の2つです:

  • Gファクトリー
  • そして今回の主題である Clean Plusファクトリー(c plus)(Clean Plus工場)

Clean Plusファクトリー登場の経緯

9月頃から、「Cleanファクトリーの中核スタッフが新たに“Clean Plus”の名義で製品販売を再開する」という情報が流れ始めました。しかし、過去にも“Cleanを引き継ぐ”という噂は何度もあり、真偽については多くの人が懐疑的でした。

ところが最近になって、ついに Clean Plusが初めての出荷を行いました。ラインナップは以下の通りです:

  • ロレックス デイトジャスト
  • チタン製ヨットマスター
  • デイトナ(少量)

デイトジャストを実際に確認

今回の出荷品のうち、私はデイトジャストを実際に確認することができました。ムーブメントは 丹東3235 を搭載しており、これはCleanが最後に出荷したモデルと同じ仕様です。Cleanは長年使用してきた上海3235から、この丹東3235へと切り替えています。

文字盤の色味もClean特有のもので、VSファクトリーのデイトジャストV1と同じく、やや深みのある色合いです。総重量は 128g で、ケースの刻印やエングレービングのスタイルもCleanのものと一致していました。


VSファクトリーとの比較

ただし、VSファクトリーのデイトジャストV2モデルと比較すると、いくつかの違いがはっきりと見えてきます:

  1. 文字盤の色味
    VSデイトジャストV2の方が正規品により近く、全体的な完成度が高い印象です。
  2. 重量
    VSデイトジャストV2は正規品と同じ133g。一方でClean Plusのモデルは128gで、わずかに軽くなっています。
  3. ベゼルの素材と仕上げ
    VSデイトジャストV2はタングステン銅合金を採用し、さらに三層のプラチナメッキを施しています。そのため色味はよりプラチナに近く、輝きが強く、耐摩耗性にも優れています。

まとめ

Clean Plusは確かにCleanの技術や供給ルートを受け継いでいるようですが、わずか3ヶ月の間に VSファクトリーが技術面で一歩先を行った ことは否めません。今回のデイトジャストを見る限り、全体としては一定の完成度を保っていますが、細部の仕上げではVSとの差が明確になっています。

なお、今回出荷されたヨットマスターやデイトナについては、まだ実物を確認できていないため評価は控えます。今後、実機を見る機会があれば改めて紹介したいと思います。

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